fc2ブログ
平成19年度 行政書士試験 問題24は、「地方自治法の定める地方公共団体の契約」に関する問題でした。

地方自治法の定める地方公共団体の契約締結の方法としては、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法があり、一般競争入札が原則的方法とされていることを知っていることは、受験生の常識ですから、得点すべき問題でした。
なお、国においても、一般競争入札が原則的方法であること (会計法29条の3第1項) も合わせて覚えておきましょう。

では、平成19年度 行政書士試験 問題24の解答解説を載せておきます。



問題24 地方自治法の定める地方公共団体の契約に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 指名競争入札とは、資産、信用その他についてあらかじめ適切と認める特定多数の者を通知によって指名し、入札により競争させる方法であり、政令に特段の定めのない場合にはこの方法によるものとされる。

2 随意契約とは、競争の方法によらないで、特定の相手方を任意に選択して締結する方法であり、政令で定められる場合に該当するときに限り、この方法によることができる。

3 予算の執行としての契約締結行為の効力は、原則として当該予算の会計年度内にとどまるが、電気の供給や水道の供給のように、年度を超えて長期の契約を締結することも許される場合がある。

4 せり売りとは、入札の方法によらないで、不特定多数の者を口頭または挙手によって競争させる方法であり、遺失物等の売り払いのような場合にこの方法がとられることもある。

5 一般競争入札とは、不特定多数の者を入札に参加させ契約の相手方とするために競争させる方法であり、地方公共団体にとって有利な相手方を広く募ることができるという長所があるとされる。




問題24 正解 1
1 誤り
 売買、貸借、請負その他の契約は、一般競争入札、指名競争入札、随意契約又はせり売りの方法により締結するものとされており (地方自治法234条1項)、このうち、指名競争入札、随意契約又はせり売りは、政令で定める場合に該当するときに限り、これによることができる (同条2項)。
なお、前半部分は正しい。

2 正しい
 随意契約とは、競争の方法によらないで、特定の相手方を任意に選択して締結する方法をいい、政 令で定める場合に該当するときに限り、これによることができる (地方自治法234条2項)。

3 正しい
 地方自治法234条の3前段は、「普通地方公共団体は、第214条の規定にかかわらず、翌年度以降にわたり、電気、ガス若しくは水の供給若しくは電気通信役務の提供を受ける契約又は不動産を借りる契約その他政令で定める契約を締結することができる。」と規定している。
 したがって、予算の執行としての契約締結行為の効力は、原則として、当該予算の会計年度内にとどまるが、電気の供給や水道の供給のように、年度を超えて長期の契約を締結することも許される場合がある。

4 正しい
 せり売りとは、入札の方法によらないで、不特定多数の者を口頭または挙手によって競争させる方法をいい、政令で定める場合に該当するときに限り、これによることができる (地方自治法234条2項)。
 なお、この規定をうけて定められた地方自治法施行令167条の3は、「地方自治法234条2項の規定によりせり売りによることができる場合は、動産の売払いで当該契約の性質がせり売りに適しているものをする場合とする。」と規定しており、たとえば、遺失物等の売り払いのような場合がこれに当たる。

5 正しい
 一般競争入札とは、不特定多数の者を入札に参加させ契約の相手方とするために競争させる方法をいい、地方公共団体にとって有利な相手方を広く募ることができるという長所がある。
 一般競争入札は、契約締結方法のうち原則的方法であり、それ以外の方法は、政令で定める場合に該当するときに限り、これによることができる (地方自治法234条2項)。

ブログランキングに参加しています。よろしければ、ポチっとお願いします。
人気ブログランキングへ

 

 
スポンサーサイト



2009.04.24 Fri l 行政書士試験 平成19年度 l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://hiroohirooyagi.blog54.fc2.com/tb.php/218-56e4fc75
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)