今週の土曜日(平成24年12月1日)の14時から2時間ほど、
行政書士試験のガイダンスを、東京法経学院福岡校にて行います。
行政書士試験に興味のある方は、ぜひお越しください。
行政書士試験ガイダンス
レジュメの一部および項目を公開します。
1.行政書士とは
1 行政書士の業務
行政書士は、他人の依頼を受け、報酬を得て、次の業務を行うことができます。
ア 官公署に提出する書類 (その作成に代えて電磁的記録を作成する場合における当該電磁的記録を含む。) その他権利義務または事実証明に関する書類 (実地調査に基づく図面類を含む) を作成すること
※ 「官公署に提出する書類」とは、たとえば、国または地方公共団体の諸機関に対する許認可等の申請書類、司法警察員に対する告訴・告発状等をいいます。
※ 「権利義務に関する書類」とは、たとえば、売買・賃貸等の契約書、示談書、遺産分割協議書、定款等をいいます。
※ 「事実証明に関する書類」とは、たとえば、相続関係図、金銭出納簿等をいいます。
※ 「実地調査に基づく書面類」とは、たとえば、見取図、平面図等をいいます。
イ イの官公署に提出する書類を官公署に提出する手続について代理すること
※ これは、行政書士は、単なる書類提出の使者ではなく、依頼人に連絡することなく、自ら代理人として提出書類の訂正等を行うことができることを意味しています。
ウ アの契約その他に関する書類を代理人として作成すること
エ アの書類の作成について相談に応ずること
※ アの業務については、行政書士または行政書士法人でない者が営業として行うことが、原則として、禁止されています。これに違反してその業務を行うと、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。このような業務を、独占業務と呼びます。
※ イ~エの非独占業務については、行政書士ではない個人であっても、報酬を得てすることができます。しかし、行政書士の場合は、各種の義務 (たとえば、秘密を守る義務等) を課されているため、依頼者の信頼度の点において大きく異なり、所定の報酬を支払うのに値するとされることになります。また、官公署においても、提出書類の訂正等を認めていないのが実情です。
2 他士業との違い
<省略>
3 報酬
行政書士が業務を行ったときに受ける報酬額については、各行政書士が自由に定め、事務所の見やすい場所に掲示することになっています。
※ 行政書士の報酬額について、日本行政書士会連合会が2年に1度全国的な報酬額統計調査を実施しており、インターネット上において公開しています。
※ 行政書士かさはら事務所 相続関係報酬額表
<省略>
4 将来性
(1) 他士業との兼業
※ 福岡中央支部の場合
平成21年9月1日現在、会員102名中、税理士6名、司法書士5名、社会保険労務士4名、宅地建物取引主任2名、土地家屋調査士2名、測量士1名、建設業1名
(2) 行政書士専業
ア 許認可等の申請業務
※ たとえば、建設業関連では、新規許可申請代行→更新・業種追加・変更等の届出代行、経営事項審査申請代行、入札参加資格申請代行
イ 渉外業務
※ たとえば、外国人の入国手続→在留資格変更・在留期間更新許可申請→永住・帰化許可申請
ウ 法人業務
※ たとえば、法人の設立→記帳業務・各種コンサル
エ 民事法務…内容証明郵便、契約書、示談書、離婚協議書、遺言書、遺産分割協議書
※ 成年後見 (特に任意後見) →遺言書の作成援助→遺言の執行
※ 遺産分割の相談→相続人・相続財産の調査→遺産分割協議書の作成→遺産分割の執行
2.行政書士となるためには
3.行政書士試験とは
4.平成20年度~平成24年度の試験の出題
5.学習方法
6.独学か、資格学校か
1 独学のメリット
① いつでも、どこでも学習できます。
② 費用が少なくてすみます。
2 資格学校のメリット・デメリット
(1) 資格学校のメリット
① 合格についてのモチベーションを高めることができます。
※ 「高い授業料を払ったんだから!」「資格学校の仲間のうち、一人だけ落ちたくない!」「先生のような行政書士になりたい?!」
② しっかりした学習計画を立てることができます。
③ 学習計画に従って、合格まで学習し続ける可能性が高まります。
※ しっかりした学習計画を立てても、周りの誘惑に負けてしまい、結果学習計画通りに進まないまま試験に突入してしまうことになりがちです。資格学校に通っていると、1週間に最低1回は、そのチェックができます。
④ 学習するペースを作ることができる。
※ 少なくとも、資格学校に通っている時間は、学習を強制されます。
⑤ 周りに切磋琢磨する仲間がいます。
⑥ 分からない事柄を質問することができます。
⑦ 合格に必要な情報を効率よく取得することができます。
※ 行政書士業界に関する情報、その他の士業に関する情報 (試験情報を含む。) を取得することができます。
(2) 資格学校のデメリット
① 独学のメリットの裏返し
② 主体性がないと、資格学校頼りになってしまいます。
※ 自分から学ぼうという姿勢がないと、講義を受けただけで学習した気になり、実は知識が全然身につかないまま試験に臨むことになります。
③ 資格学校の講師の質が低いと、不必要な情報等までインプットされてしまい、効率的な学習を阻害されます。
④ 資格学校の仲間の性格が悪いと、悩んだりします。
3 まとめ
「行政書士試験の内容自体は、難易度が上がっているとは言え、独学でも十分理解し、対応できるレベルです」という文章をインターネット上で見たことがあります。
このご意見は、正しいと考えます。ただし、この筆者の方も認められているように、合格するまで自分で努力できる方という限定がつきます。
また、この筆者の方は書かれていませんが、合格までの学習期間に大幅な違いが生じることも指摘できます。
したがって、行政書士試験に真に合格したいと思っている方のうち、①自己管理では長期間の学習を継続させる自信がない方、②自分で努力できるという強い意志をお持ちの方でも、学習期間を短縮したいと考えられる方は、ぜひ資格学校の検討をなさるとよいでしょう。
7.どの資格学校・講座にするのか
8 講義方針等
9 最後に
行政書士試験のガイダンスを、東京法経学院福岡校にて行います。
行政書士試験に興味のある方は、ぜひお越しください。
行政書士試験ガイダンス
レジュメの一部および項目を公開します。
1.行政書士とは
1 行政書士の業務
行政書士は、他人の依頼を受け、報酬を得て、次の業務を行うことができます。
ア 官公署に提出する書類 (その作成に代えて電磁的記録を作成する場合における当該電磁的記録を含む。) その他権利義務または事実証明に関する書類 (実地調査に基づく図面類を含む) を作成すること
※ 「官公署に提出する書類」とは、たとえば、国または地方公共団体の諸機関に対する許認可等の申請書類、司法警察員に対する告訴・告発状等をいいます。
※ 「権利義務に関する書類」とは、たとえば、売買・賃貸等の契約書、示談書、遺産分割協議書、定款等をいいます。
※ 「事実証明に関する書類」とは、たとえば、相続関係図、金銭出納簿等をいいます。
※ 「実地調査に基づく書面類」とは、たとえば、見取図、平面図等をいいます。
イ イの官公署に提出する書類を官公署に提出する手続について代理すること
※ これは、行政書士は、単なる書類提出の使者ではなく、依頼人に連絡することなく、自ら代理人として提出書類の訂正等を行うことができることを意味しています。
ウ アの契約その他に関する書類を代理人として作成すること
エ アの書類の作成について相談に応ずること
※ アの業務については、行政書士または行政書士法人でない者が営業として行うことが、原則として、禁止されています。これに違反してその業務を行うと、1年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。このような業務を、独占業務と呼びます。
※ イ~エの非独占業務については、行政書士ではない個人であっても、報酬を得てすることができます。しかし、行政書士の場合は、各種の義務 (たとえば、秘密を守る義務等) を課されているため、依頼者の信頼度の点において大きく異なり、所定の報酬を支払うのに値するとされることになります。また、官公署においても、提出書類の訂正等を認めていないのが実情です。
2 他士業との違い
<省略>
3 報酬
行政書士が業務を行ったときに受ける報酬額については、各行政書士が自由に定め、事務所の見やすい場所に掲示することになっています。
※ 行政書士の報酬額について、日本行政書士会連合会が2年に1度全国的な報酬額統計調査を実施しており、インターネット上において公開しています。
※ 行政書士かさはら事務所 相続関係報酬額表
<省略>
4 将来性
(1) 他士業との兼業
※ 福岡中央支部の場合
平成21年9月1日現在、会員102名中、税理士6名、司法書士5名、社会保険労務士4名、宅地建物取引主任2名、土地家屋調査士2名、測量士1名、建設業1名
(2) 行政書士専業
ア 許認可等の申請業務
※ たとえば、建設業関連では、新規許可申請代行→更新・業種追加・変更等の届出代行、経営事項審査申請代行、入札参加資格申請代行
イ 渉外業務
※ たとえば、外国人の入国手続→在留資格変更・在留期間更新許可申請→永住・帰化許可申請
ウ 法人業務
※ たとえば、法人の設立→記帳業務・各種コンサル
エ 民事法務…内容証明郵便、契約書、示談書、離婚協議書、遺言書、遺産分割協議書
※ 成年後見 (特に任意後見) →遺言書の作成援助→遺言の執行
※ 遺産分割の相談→相続人・相続財産の調査→遺産分割協議書の作成→遺産分割の執行
2.行政書士となるためには
3.行政書士試験とは
4.平成20年度~平成24年度の試験の出題
5.学習方法
6.独学か、資格学校か
1 独学のメリット
① いつでも、どこでも学習できます。
② 費用が少なくてすみます。
2 資格学校のメリット・デメリット
(1) 資格学校のメリット
① 合格についてのモチベーションを高めることができます。
※ 「高い授業料を払ったんだから!」「資格学校の仲間のうち、一人だけ落ちたくない!」「先生のような行政書士になりたい?!」
② しっかりした学習計画を立てることができます。
③ 学習計画に従って、合格まで学習し続ける可能性が高まります。
※ しっかりした学習計画を立てても、周りの誘惑に負けてしまい、結果学習計画通りに進まないまま試験に突入してしまうことになりがちです。資格学校に通っていると、1週間に最低1回は、そのチェックができます。
④ 学習するペースを作ることができる。
※ 少なくとも、資格学校に通っている時間は、学習を強制されます。
⑤ 周りに切磋琢磨する仲間がいます。
⑥ 分からない事柄を質問することができます。
⑦ 合格に必要な情報を効率よく取得することができます。
※ 行政書士業界に関する情報、その他の士業に関する情報 (試験情報を含む。) を取得することができます。
(2) 資格学校のデメリット
① 独学のメリットの裏返し
② 主体性がないと、資格学校頼りになってしまいます。
※ 自分から学ぼうという姿勢がないと、講義を受けただけで学習した気になり、実は知識が全然身につかないまま試験に臨むことになります。
③ 資格学校の講師の質が低いと、不必要な情報等までインプットされてしまい、効率的な学習を阻害されます。
④ 資格学校の仲間の性格が悪いと、悩んだりします。
3 まとめ
「行政書士試験の内容自体は、難易度が上がっているとは言え、独学でも十分理解し、対応できるレベルです」という文章をインターネット上で見たことがあります。
このご意見は、正しいと考えます。ただし、この筆者の方も認められているように、合格するまで自分で努力できる方という限定がつきます。
また、この筆者の方は書かれていませんが、合格までの学習期間に大幅な違いが生じることも指摘できます。
したがって、行政書士試験に真に合格したいと思っている方のうち、①自己管理では長期間の学習を継続させる自信がない方、②自分で努力できるという強い意志をお持ちの方でも、学習期間を短縮したいと考えられる方は、ぜひ資格学校の検討をなさるとよいでしょう。
7.どの資格学校・講座にするのか
8 講義方針等
9 最後に
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