土曜日は、佐賀へ母を送っていってきました。
母の介護の状況は、一進一退で、佐賀に返すと、必ず歩行が悪化して福岡に戻ってきます。
特別なこと、たとえば運動をさせるよりも、基本的な日常生活をさせた方が、やる意味があって、合理的であるというのは分かっているのですが、周囲の状況がそれを許さない感じです。
たとえば、自宅から300メートル程のところに、スーパーマーケットがあったので、毎日買い物に行くように勧めていたのですが、5月に閉店になったため、それもできなくなってしまって困っています
(地方では、老人が食料難民化しているのが現実です)。
また、自分で食事を作って食べるように言っているのですが、周囲の方が、自分で作ったものをもって来てくれたり、缶詰やお菓子の差し入れをしたりで、自分では料理をしなくても不自由しないようで、当方の意見は、馬耳東風のようです。
さらに、介護者以外の介護意識を高める努力には、限界がある感じです。
という感じで、早晩寝たきりになるのではないかと危惧していました。
このため、佐賀に戻す期間を短縮したりしたのですが、ほとんど状況は改善しませんでしたね。
あと、改善できることといえば、通所介護の質を上げることぐらいでした。
月~金は、デイサービスに通わせているのですが、団欒中心で、ほとんどリハビリをしていない感じです。
そこで、リハビリ中心の通所リハビリテーションに7月から変えたのですが、これが本人には、とても合っていたようで、劇的に状況が改善された感じです。
今までといえば、当方の車までの10数メートルの歩行すらままならなかったのに、今回のお迎えでは、結構スタスタと歩いてくれました。
本人の状態がよくなることはないとは分かっているのですが、今の状態を維持することができるのではないかという一縷の望みをもつことができた瞬間でした。
ブログランキングに参加しています。よろしければ、ポチっとお願いします。